2016年07月03日

僕がこの商店街を好きな理由

「お〜ふみおちゃん、よう来たなぁ」
靴屋のおばちゃんが言いました

僕が今の娘と同い年の頃
5歳のときに
野田阪神の長屋から
ここ春日野道に引っ越してきました

全く新しい土地で
お父さんが独立開業して
ここに聚鳳が生まれました

そのときから僕は
「商売人の息子」

当時この商店街には
パチンコ屋さんが4軒あったり
映画館があったり
大きなゲームセンターがあったり

そうそう、雀荘やビリヤード場もあったんですよ

今とはだいぶ変わったけど
とても賑やかな商店街でした

僕たちはみな
営業時間中は厨房の小さな部屋で遊んだり
商店街に出て遊んだり・・

今も自分の子供たちが
商店街で遊ぶ姿をみると
自分の幼い頃とオーバーラップします

そんな中、商店街でいつも優しく迎えてくれたのが
冒頭の「靴屋のおばちゃん」

お店にはドアもなくオープンで
革靴とかがたくさん並んでて

今思えば営業の邪魔になってたんじゃないか
って思うけど

おばちゃんは僕を見ると
中に招きいれて
飴ちゃんをくれたり
まとまりのないおしゃべりに
付き合ってくれたりしました

靴屋のおばちゃんだけじゃないです
商店街みんなが見守ってくれてました

僕たちはそんな中で
スクスクと大きくなっていったんです

あれからもう40年近く
僕は今もこの商店街にいます

いろいろあったけど
やっぱりこの街が好き

先日、その靴屋のおばちゃんが亡くなったんです
長い間商店街にいるのが
当たり前にように思ってたのに

外であったら
いつもその細くなった両手で
僕の手を優しく包みこんでくれました

「この子は優しい」っていつも言ってくれました
でもね、それを教えてくれたのは
あなたなんですよ

さみしいわ、ほんとに
でもね、ゆっくりやすんでね
ほんとにありがとう

あと何十年かして
僕もおばちゃんのように
この商店街で
「聚鳳のおっちゃん」って呼ばれる存在になれるかなぁ

今はまだまだ「聚鳳のおにいちゃん」で通すけどね(笑)

もうすぐまた商店街で夏祭りがあります
今回で5回目

この日、商店街には
たくさんの笑顔と活気が満ち溢れます

僕はそれを見るのが大好き
「商店街が脈打ってる」
初めて夏祭りをした日
そんな風に感じたんです

だから

頑張ろう、
みんなでいいお祭りにしよう

8月28日
大変だけど待ち遠しい日まで
あともう少し

おばちゃん、
商店街は仲良く
今日も元気やよ


posted by 春日野道駅徒歩3分の中華料理 聚鳳:中阪 文雄 at 23:48| Comment(0) | ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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